01STORY / きっかけ
時代の変化に合わせ、最適な運用を模索
オーナーのK様は、東京・麻布でカメラ機材などの特殊ケースを製造するメーカーの二代目社長でいらっしゃいます。現在のにぎわいからは想像できませんが、会社を設立した昭和24年当時は「ジャリ道しかなく、特注家具の制作工場などが多く立地する場所だったのですよ」と振り返ります。
時代は移り、安価なプラスチックケースの登場で同業他社が次々に姿を消していくなか、同社は高い技術力を活かした特殊ケースに活路を見出しました。「しかし、輸出産業の不振や周辺環境の激変、私自身の年齢も考えまして、製造部門を切り離し、工場用地を最有効活用しようと決断しました」。
02STORY / スターツを選んだ理由
迅速丁寧な対応と技術力
「スターツさんは金融機関のご紹介です。平成3年に表通りに面した2階建ての事務所を9階建てのビルに建替えたのですが、好景気だったこともあって、そのときの建設会社は随分そっけない対応でした。それに比べ、スターツさんは実に礼儀正しく、担当者の対応も迅速かつ丁寧でした。社長さんも工学系のご出身で、建物構造に精通されている。お話を進めるほどに、ここならば安心してお任せできると感じました」。
03STORY / こだわり
軟弱地盤でも安全な構造に
「ここはかつて沼地で、50センチも掘ると水が出たものです」とK様。建物の耐震性には人一倍こだわったそうです。「スターツの技術者に調査・検討してもらい、地震対策として制震構造の提案を受け、本物の制震装置も見せていただいた上で採用を決めました。基礎工事の計画についても十分な説明を受け、これなら大丈夫だと安心しました。東日本大震災の際も、ご入居者の部屋に飾ってあったコケシさえ倒れなかったと聞いています」。