住宅、オフィス、テナントビル、倉庫、ホテル、福祉施設、超高層建築など、土地活用、再開発の建設のご用命は免震のスターツCAM株式会社(東証一部上場スターツグループ)へ。
RC(鉄筋コンクリート)造は、現代建築の中でも最も堅牢で耐久性に優れた施工方法の一つです。
圧縮に強い【コンクリート】と引っ張りに強い【鉄筋】の特性を生かし、強靭かつ柔軟な躯体構造を実現しています。スターツでは、独自の品質基準を設定し、最新の施工技術を導入することにより、耐震性、耐火性、防水性といった総合的な「耐久性能」に磨きをかけています。
酸性雨や暴風などの自然被害から鉄筋を保護し、建物を長期的に守るコンクリート。スターツCAMでは独自の厳しい品質基準を設け(下表)、コンクリートの品質管理を行っています。
建築基準法 | スターツCAM基準 | |
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大規模補修不要期間 | 30年 | 30~65年 |
共用限界期間 | 65年 | 65~100年 |
設計基準強度 | 18N/mm2 | 21N/mm2 |
塩化物含有量 | 0.6kg/m3以下 | 0.3kg/m3以下 |
建築基準法 | スターツCAM基準 | |
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屋根、床スラブ、非耐力壁 | 20 | 30(屋内)40(屋外) |
柱、梁、耐力壁 | 30 | 40(屋内)50(屋外) |
土に接する柱、梁、床スラブ、耐力壁 | 40 | 50 |
土に接する基礎 | 60 | 70 |
柱の強度には、建物上部からの荷重を支えるだけでなく、地震時の横からの強い揺れにも耐え抜く力が求められます。このため柱には内部の主筋が破断しないように[帯筋]という鉄筋が巻きつけられています。過去の地震被害の現場でも確認されていますが、この[帯筋]は、柱の破壊や建物の倒壊を防ぐために非常に重要な役割を果たす部分です。スターツCAMの施工では[帯筋]の径・間隔や建物の形式(ピロティーなど)を考慮し、建築基準法で定められた新耐震基準を上回る耐震基準値を独自に設定しています。
建築基準法(新耐震基準) | スターツCAM基準 | ||
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柱の構造 | 主筋本数 | 4本以上 | 8本以上 |
帯筋径 | 6mm以上 | 10mm(異形鉄筋)以上 | |
帯筋間隔 | 15cm以下(横架材から上下に柱小径2倍以内は10cm以下) | 10cm以下 | |
帯筋比 | 0.2%以上 | 0.2%以上 | |
床板の構造 | 厚さ | 8cm以上かつ梁間長さの40分の1以上 | 18cm以上かつ必要スラブ厚の1.1倍以上 |
鉄筋間隔 | 床板の厚さの3倍以下 | 20cm以下 | |
鉄筋間隔(短辺方向) | 20cm以下 | 20cm以下 | |
鉄筋間隔(長辺方向) | 30cm以下 | 20cm以下 | |
梁の構造 | あばら筋の間隔 | 梁せいの4分の3以下 | 20cm以下 |
耐力壁の構造 | 厚さ | 12cm以上 | 15cm以上 |
開口補強筋の径 | 12mm以上 | 13mm以上 | |
鉄筋間隔(シングル配筋) | 縦横に30cm | 縦横に20cm以下 | |
鉄筋間隔(ダブル配筋) | 縦横に45cm | 縦横に20cm以下 | |
耐力壁(壁式構造)の構造 | 長さ | 45cm以上 | 45cm以上かつ開口部の30%以上 |
曲げ補強筋の径 | 12mm以上 | 13mm以上 |
アスファルト防水では、万が一の漏水時にも迅速な修理を行うことができる[露出型防水方式]を採用しています。表面に施したシルバートップ塗装を保護膜として耐久度をさらに強め、現在も信頼度の高い施工方法です。(当社規定に基づく10年保証付)
建物の屋根は、日射、雨などの過酷な自然条件の影響を一番受けやすい場所です。スターツCAMでは、欧米で古くから多く用いられ、居住性や省エネルギー面で多くの利点を持つ[外断熱工法]を採用しています。
スラブの温度変化を小さく抑えることで、クラック(破損)の防止、ムーブメント低下による構造躯体の安定、超寿命化を図ります。
屋根スラブの蓄熱量が少なく、防熱効果もあるため、空調費の節約、省エネルギー効果と併せて快適な居住性が得られます。
内部結露が発生しにくく、万一発生しても断熱材の外側であるため、カビや構造材の腐食の原因にはなりません。
スラブのムーブメントが断熱材により緩和され、下地が安定するため防水層に悪影響を与えません。
万一火災が発生した場合でも、燃焼の際に有毒ガスを発生する断熱材が建物の外側になるため、中毒などの危険がありません。
外壁の室内側には、最も断熱性能の高い発砲系の素材を使用する[吹付工法]を使用します。この施工方法は、断熱材が継ぎ目なく付着するため、サッシュの廻りも確実に隙間なく施工でき、高い断熱性能を発揮します。
賃貸住宅の入居者の間で日常トラブルの原因になりやすいのが、上下階の生活音や振動です。スターツCAM標準仕様の場合、コンクリートスラブの基準値は180m/m以上です。住宅金融支援機構が定める技術基準と比較しても同等以上の仕様となっています。床厚を通常より厚くすることで、充分な遮音性能の高い建物に仕上がります。
スラブ厚 | 遮音等級(床衝撃音) | |
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スターツCAM標準仕様 | 180mm以上 | L-55程度 |
住宅金融支援機構技術基準 | 150mm(基準値) | L-65 |
足回り、足音など遮音等級 (重量衝撃音) |
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L-65 よく聞こえ気になる |
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L-60 やや気になる | |
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L-55 少し気になる | |
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L-50 ほとんど気にならない |
※建築物の遮音性能基準と設計指針より(日本建築学会編)